【2/8】ビジネスパーソンが哲学対話する意味・意義とは? を開催します
2024.1.5お知らせ
組織を自分たちの力で変えていくための哲学対話
哲学と聴くと、日々の仕事への即効性も見えず、忙しく働く方にはなかなかハードルが高い分野と思われがちです。しかし、いわゆる勉強のように哲学史の全体像を覚え、入門書を読み、各哲学者についての理解を深めることだけが哲学ではありません。
昨今、注目を集めている哲学対話は、部署のリーダー、経営者、そして一人一人の社員がそれぞれの直面している現実について部署を超えて傾聴し対話し合う力を鍛えることで、既存事業や組織の持つ潜在的な価値について問いあい、新たな価値創造へと向かって他者と協働する力を育てることに寄与できる可能性を秘めています。
本セミナーでは、”哲学する”とはどうすることか、企業人・ビジネスパーソンとして哲学対話の学びがどう活きていくのか、働く人々が社内外で哲学し対話する機会を取り入れる意味・意義について、哲学対話ファシリテーターである桐田敬介氏、企業での人事経験が豊富で人間の発達について造詣の深い鈴木規夫氏、ビジネスパーソンでありながら哲学学習を続ける後藤友洋氏による鼎談で多様な視点から深掘りしていきます。 これから哲学対話を学んでみたいという方、自学している方、働く上で悩みや課題を感じている方、ぜひご参加ください。
本セミナーは、enfac動画コンテンツ『哲学対話入門』のリリース記念セミナーとなります。 このコンテンツは、哲学対話を通じて他人の「声」と出会うことで、次第に働き方や事業価値をめぐる自身の思いの方向性や「声」に気づくことができるような場づくりについて学ぶ 企業教育・起業家教育コンテンツです。自分と異なる「声」を持つ社員たちの背景や事情を理解する「協働する力」を鍛えることができます。ご参加・アンケート回答特典として動画 一部無料視聴リンクをお送りします。是非ご参加ください。
セミナーの詳細
■概要
○日時:2/8(木)19:00
○価格:
①当日オンライン参加 無料
②アーカイブ 1500円(視聴期間1ヶ月)
③当日参加+アーカイブ+コンテンツ(78本)(いずれも視聴期間1ヶ月) 5000円
○定員:50名
○形式:オンライン/ZOOM
■プログラム
19:00-19:05:本日の流れ・講師紹介
19:05-19:45:「哲学対話を学ぶ意義・意味」鼎談セッション
19:45-19:50:QA
19:50-20:00:講師から本日のまとめ・ご案内
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講師紹介
■桐田 敬介
上智⼤学共同研究員
よはく代表
専⾨は、⽶国コロンビア⼤学に勤めた教育哲学者であり、多様な背景を持つ⼈々とアート・センター等での哲学教育、アート教育を実施したマキシン・グリーンに関する研究。関連して学校教育、探究的なカリキュラムデザインの教育研究と実践⽀援に取り組む。芸術、教育、哲学の場づくりを通じて公共を醸成するため、教育者向けに探究に基づく哲学対話、カリキュラムデザイン、アートワークショップのプロジェクトを実施しつつ、教育機関でのカリキュラムデザインやコンサルティングなどを⾏う。上智⼤学⼤学院総合⼈間科学研究科教育学専攻博⼠後期課程単位取得満期退学。代表論⽂に「声の多元性、複数の現実性、その衝撃——マキシン・グリーンの文芸的アプローチとアーツ・セントラリティをめぐって」(『教育学研究』[in press])。
■後藤友洋
一般社団法人Integral Vision & Practiceフェロー
株式会社トモノカイSTEAMアカデミー シニアコンサルタント
大学時代にケン・ウィルバーのインテグラル理論に出会い、 それ以降、 インテグラル理論のフレームワークを用いて独学で哲学、心理学、 文学などの探究を続けている。 それらの学びを教育の実務に応用することで、 人間と社会の健全な発達を促進するための新しい教育の方法を構想 ・実装することをミッションとしている。 大学卒業後は国語専門塾において6年間リベラルアーツ教育を担当 。現在は株式会社トモノカイにおいて、 子どもから大人まで幅広い世代を対象とした教育プログラムの設計 ・運営に携わる。
■鈴木 規夫
一般社団法人Integral Vision & Practice代表理事
1990年代前半に合衆国の大学に在籍中にケン・ウィルバーの著書に出逢い大きな衝撃を受け、その後California Institute of Integral Studiesで「人間(個人・組織・社会)の成長・発達の可能性を解き明かすための統合理論」としてインテグラル理論に関する研究に取り組んだ。帰国後は、執筆やワークショップや講演を通してインテグラル理論の普及に従事する傍ら、主に企業組織の人材育成と組織開発の領域においてプログラムの設計と統括、及び、コーチ、コンサルタント、インストラクターとして多様な階層や立場のプロフェッショナルの支援活動に従事している。また、成人発達理論に関しては、発達心理学者のSusanne Cook-Greuter等に師事し発達段階測定と発達志向型支援に関する訓練を積むと共にこれまで約20年にわたり実務領域におけるこの理論の応用と実践に取り組んでいる。
翻訳書: ケン・ウィルバー著『INTEGRAL LIFE PRACTICE』(日本能率協会マネジメント・センター)
著書:
『インテグラル理論入門』(I & II)(共著)(春秋社)
『インテグラル・シンキング』(コスモス・ライブラリー)
『入門 インテグラル理論』(共著)(日本能率協会マネジメント・センター)
『人が成長するとは、どういうことか』(日本能率協会マネジメント・センター)