意識と認知の発達を理解するテリー・オファロンの「STAGESモデル」

テリー・オファロンのSTAGESモデルは、個人の発達をより包括的に捉え、意識、認知、自己、行動といった多様な側面を統合的に説明し、発達段階を「統合的なパターン」によって整理し、各段階で現れる特有の特性や課題を明確にしようとしているところが特徴的です。特に、ティールよりも高次の段階については現存するもっとも洗練された実証的理論の一つです。
このSTAGESモデルは、ケン・ウィルバーのインテグラル理論やスザンヌ・クック＝グロイターなど他の発達心理学的アプローチをふまえ、認知、倫理、感情、行動といった多様な次元での成長を包括的に捉え、よりダイナミックかつ精緻な視点で人間の成長や意識の発達を説明できる最先端の理論として活用されています。
本コンテンツでは、『インテグラル理論』『インテグラル心理学』の翻訳者である門林奨氏が、STAGESモデルと関連する理論の解説から、活用するためのヒントと注意点、そして他の発達理論との関係、段階別で起こりうることについて、論理的かつ詳細に解説しています。
これまで発達理論を学んできた方々に、より多角的な視点から理論の整理や理解を支援する動画コンテンツです。また、これから学習する方にとっては本動画を学びの地図の起点として、さまざまな学習を進めていくことにも活用いただけます。

• 発達におけるステージの具体的な成長プロセスを理解する
• テリー・オファロンの思想と段階3.0から段階4.5の段階で何が起こるかを知る
• 発達理論を自己認識・他者認識に活用するヒントを得る