応援消費

「機能が優れている」「価格が安い」というだけでは購買に至らない現代において、消費者はどのような価値を感じ購買を決めているのでしょうか。

消費は自分を表現する１つとされる今、人や企業、団体などを応援・支援するためにモノやサービスを消費する活動を指す”応援消費”が価値の１つとなっています。

2011年の大震災以降、ふるさと納税も後押しとなり、地域やブランドを寄付ではなく商品・サービスにお金を払うといった”消費”で応援しようとする動きが盛んになり、”推し”と呼ばれる、応援しているアイドルやアーティスト、キャラクターの関連商品を買うことで応援する”推し活”という言葉も生まれました。
このような新しい「お金の使い方」が社会を動かす大きなエネルギーになっています。

マーケティングや商品やサービスの担当者・営業担当者にとって”応援消費”は学習必須の概念です。
ものを買ったりサービスを利用したりすることと、応援が結びつくことにはどんな背景があるのでしょうか。

このコンテンツでは、『応援消費　社会を動かす力』の著者であり、東京都立大学経営学部教授の水越康介氏が、“応援消費”という言葉の背後で進む消費社会の変化を、現代思想やマーケティングの理論を駆使して分析、解説しています。利他的感情と経済がどう協調されているのか、新しい時代のマーケティング思考を全27動画で学習できます。

①新たな消費の形である応援消費の変遷を理解する
②マーケティングの１つとしての応援消費を考える
③身近な事例から自社の価値・交換を考える